Limited edition of 500 copies accompanied by a hand-made, hand-numbered, signed and individualized screen print.
5枚の作品によって構想されているシリーズだそうで、2015年のアルバム「La Demeure; Il Y A Péril En La Demeure(Raster-Noton R-N 169)」から始まり、今回のアルバム(Spielraum、Allgegenwart、Strahlungと言う3枚のEPをまとめたものになっている)、そしてもう一枚がリリース予定となって完結するそう。
SpielraumはGrischa Lichtenbergerらしい細かく分断されたビートが忙しくも完璧に構築された建築的な構成美を感じるEP。
Allgegenwartは空間的な響きを重視したような処理で、よりエクスペリメンタルな内容。かっこいい音なってます。
Strahlungはよりエレクトロニカでアンビエントな感じ。
全体的にリズムが小気味好く、ラスターノートン得意のグリッチな音とインダストリアルな音が融合して、この上ない音空間を作り上げている。
個人的には1枚目のSpielraumが一番いいし、そればかり聴いてる。
さらに特筆すべきはアートワークの美しさで、黒い厚紙を貼り合わせた箱型のジャケットに抽象的な図が白インクで1枚ずつスタンプされている。
3枚のEPとともにナンバリングされた自身による抽象的な3つ折りの大きめな美しいシルクスクリーンのアートワークが同封されている。
エレクトリックで無機質、論理的な構成美が支配する作品なのに、アートワークは徹底的にハンドメイドにこだわっているところが素晴らしく、所有欲を十分に駆り立ててくれる。
作者による文章が掲載されているが小難しい内容なので音だけ楽しむことに(笑) http://www.grischa-lichtenberger.com/spielraum_allgegenwart_strahlung/